ERECT magazine #004にて河村康輔との共作で表紙をかざり、またERECT Lab.からの作品集「glamour」でもおなじみ田名網敬一が、美濃のやきもの研究会と日本デザインコミッティーによってオンライン発売されている「美濃のラーメンどんぶり」のデザインで参加しています。
美濃で作られる陶磁器
岐阜県美濃地方にある「多治見市・土岐市・瑞浪市」は、陶磁器(美濃焼)の産地として、
中世以来、日本最大の産地規模と優れた技術を保持してきました。
その実態と魅力を多くの方に知って頂くため、「美濃のやきもの研究会」が主体となり、
「美濃のラーメンどんぶり展」を企画・開催し、
多彩な25名のクリエーターのオリジナルグラフィックによるラーメンどんぶりとレンゲが誕生しました。
中国起源の「ラーメン」は、日本人にとっても、老若男女を問わず、
多くの人がごく日常的に口にしている、「国民食」と言ってもいいでしょう。
ところがその器であるラーメンどんぶりのかなりの割合が
美濃で生産されていることは、ほとんど知られていません。
そこで、多くの人に馴染みのある「ラーメンどんぶり」をきっかけとして、
さらに美濃のやきものへ関心を持って頂けたら幸いです。
「僕の美校時代、昼飯は必ずラーメンでした。
ある日、夢中でラーメンを食べていると、
目の前に糸を伝った黒蜘蛛がスルスルと降りてきました。
ドンブリに沈没した蜘蛛は熱湯の中で踠き苦しんでいましたが、
やがて動かなくなりました。
僕は動揺し店を飛び出しました。
その時の衝撃があまりにもおおきすぎたせいか、
以後ラーメンが食べられなくなったのです。
未だにあの恐怖の瞬間が蘇ります。
蜘蛛への積年の恨みを込めたデザインです。」
田名網敬一
どんぶり・レンゲ1セット
¥ 5,000(税別・送料別)
詳細、購入はこちらから
http://designcommittee.jp/donburi/